健やかに 穏やかに 朗らかに

50代を健やかに穏やかに朗らかに過ごしたいの

ドラマ「お別れホスピタル」

こんにちは、エマです。

お互いが見ていないと、まったく盛り上がらない、TV番組のことを書こうと思います。

 

先に断りますが、ドラマ見た方が早いです。私、説明下手。

 

NHK土曜ドラマ、「お別れホスピタル」。

終末期医療を扱った病院ドラマです。

 

私は見たくて見ていますが、ドラマと同じような境遇にある方や、メンタル低空飛行な方にはお薦めできません。

 

キャストはね、看護師として岸井ゆきのさん、医師として松山ケンイチさんが出演しています。

いいね。

 

第2話が2月10日(土)に放映でした。

以下、ネタバレしますよ、いいですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結婚52年の夫婦が、同じ部屋で入院しているところから始まり、肝臓がんの夫が亡くなるまでのお話です。

 

もともとは、肝臓がんの夫を妻が8年間在宅介護していたのだけど、介護の疲労もあって妻も入院することになったわけ。

で、家庭を持つ娘さんがいらっしゃるのだけど、「お父さんとお母さんは本当に仲が良いので、できれば同室で入院を」とお願いした経緯があるわけです。

 

で、傍から見ると、プロである看護師さんもかなわないなと思うほど、妻はよく気が付いて、末期で、もう妻の名前を呼ぶくらいしかできない状態の夫が望むように、食事介助も、枕の交換も、阿吽の呼吸でかいがいしくこなすわけです。

 

でも、真実は全く違うの。

 

あれやこれやありまして、医師との面談で、「夫と離れたい」とやっと本心を言えて、妻は在宅療養に切り替わった。

かたや、夫は、妻がいないことで不安やせん妄が酷くなる。

 

病状も進み、人口呼吸器を付けるか、付けないかの判断を迫られる。

付けない場合には苦痛を和らげるために薬を使うが、意識が下がるのでもう会話ができなくなるかもしれない。

 

妻はね、付けない方を選んだの。

 

もう一組、夫に人工呼吸器を、妻が希望してつけた夫婦が入院していて、妻同士(泉ピン子さん、高橋惠子さん)が会話するシーンがありまして、

「夫に1日も長く生きて欲しいと、心から言える貴女がうらやましい。」と本当の気持ちを吐き出せた。

 

 

これ、女性のアイデンティティにも焦点が当たっていて、これまで、夫の行動を常に観察して先回りして夫の快適さのために生きてきた、自分の52年の結婚生活を改めて振り返るのよ。

 

で、いよいよ夫の最期のときに、枕を手際よく替えながら、妻が夫の耳元でささやくセリフがね、なんだと思います?

 

「速く、○○○ください。」

 

です。

 

「よく描いた!」って感じる立場の女性も少なくない気がするけど、どうかな。

 

はい 穏やかにね