こんにちは、エマです。
離婚を考えたことありますか?
もう実家も無く、四半世紀以上も前の出来事です。
実家で偶然に、白紙の離婚届を見つけてしまったことがあります。
どこにあったと思います?
料理本の中からでした、電子レンジの横の。
何気にパラパラめくってたら、2回折った用紙が出てきましてね。
広げてみたけど、何にも書かれてなく。
いつ貰って来たのかわからないけど、そんなのを市役所に取りに行くほどの心境になったことが、母にはあったのだなーと。
住民票請求の用紙とかは、市役所の記載コーナーに備えてあるでしょ。
戸籍の届け出用紙は、だいたい窓口で「下さい」って係りの人に言って貰うと思うんですよね。
ま、市役所は徒歩圏にありましたけれど。
子供から見てても、両親は決して仲良し夫婦でもなく、両方口が悪いので、「どっちもどっちやなー」ってな夫婦でした。
なので、そんなモノを大人になった私が見つけたところで、特にショックを受けるでもなく、「あー、なるほどね」という感じでした。
あ、見つけた離婚届のことは誰にも話さず、そっと元の料理本へ戻しておきました。
私の感覚では、ご実家で平和に暮らせていた人は、結婚後の悩みも、割と平和ですよね、こう言っちゃなんですけど。
育児関連、子供の教育とか、そういうことがその人にとっては大きな悩みのようで。
「最大の悩みってソレなんだー」って思ってしまう。
口には出さないけど。ご家庭によるものね。
私は、不自由はなかったけど割とガチャガチャしたウチで育ったし、父は母をもののように扱うきらいもあったし、過干渉な親だったので、とにかく早めに実家から脱出したいという想いが強く、実際のところ、結婚によって叶ったわけです。
そして、結婚した夫には転勤があったので、実家との物理的な距離も取れた。思い返せば、距離が遠ければ遠いほど、私は心理的に安定していたように思います。それでも、電話はかかってきましたが。
電話って、人の生活に暴力的に入ってきますよね。嫌いです。
ただ、母の病気の時は、卵巣がんで足掛け2年ほど入退院を繰り返していて、子供は幼稚園児でしたし、最も遠距離でしたので、私の移動が飛行機必須で大変でした。
反面、私も若かったし、幼稚園なんて休ませてもどうとでもなったので(当時はお友達と会えなくて、かわいそうかなとも思っていました)、良かったというと変だけど、今介護となるよりは、体力的な負担は軽く済んだと思います。
どんな物事には、メリット、デメリットがあるものですね。
私の結婚生活は、両親に比べれば、いたって平和なものでした。
何か問題があるとすれば、自分の家庭内のことではなく、詳しくは言いたくないですけど、いつも実家のゴタゴタに悩まされることが多かったです。
コレは、親兄弟が生きてるうちは、自分が家庭を持ってからも、大なり小なりずっと影響が続くので辛かったですよ。
ご実家がしっかりしていて、あるいは平穏だった方には、想像もできないことだと思います。
そういう人は、「家族で力を合わせて」とか、心から信じていらっしゃるようなので、私の思想とは全く相いれません。「幸せなご家庭でいいですね」とは思います。
あー、何が言いたかったのやら。
はい 穏やかにね