こんにちは、エマです。
美容院のタブレットで雑誌を読んでいたら、「調理定年」という言葉が出てきました。
評論家で東京家政大学の名誉教授の樋口恵子さん(1932年生まれ)が提唱するもので、加齢などで調理がおっくうに感じられるようになったら、手作り主義をほどほどにして、スーパーのお惣菜、外食、テイクアウト、宅配弁当、家事代行サービスなどを取り入れましょうという考え方です。
仕事に定年があるように、調理にも定年を決めましょうと。
私は最近知ったばかりだけど、何年も前から提唱されているようですね。
樋口恵子さんは、娘さんと同居していますが、複数のサービスを組み合わせて、シルバー人材センターから、お料理上手な方に週2回来ていただいたりしているそうです。
樋口さんによれば、かつてとても料理好きであったご友人たちも、80歳を過ぎたあたりから、料理がおっくうになった方が多いそうです。
そういえば、夫の母もそのくらいから料理が億劫になり、宅食サービスにしてましたね。
樋口さんによれば、この年代ですと、お惣菜を買って食卓に並べるということに対して罪悪感や恥を感じる方が多いのだそうです。
調理定年のタイミングとしては、「自分が億劫さを感じ始めた時」や「夫の定年」とかが挙げられていたかな。ま、そこは、自由な設定ということです。
私、20代からず~っと億劫です。
夫が出張とか会食とかで夕飯がいらないとなると、ガッツポーズの人です。
まあ、合理的な考え方で素晴らしいわと思っていたところ、先日は、ネットニュースで、「つくりおき.jp」という会社のサービスが共働き世帯にウケているというような記事を目にしました。
お惣菜を宅配するサービスみたいですね。
お子様の夏休み中とかに利用するのもいいかもね。うちは、遥か昔、子どもが小1〜小2の頃には、私はパートに行ってたので、お昼は家族3人のお弁当作って出勤してましたね。
違うアプローチになりますが、
父が肝臓の病気だったので、「もし、施設入居までのつなぎで在宅療養になった場合は、こういうサービスを利用すればいいよ」と近隣の何社かのパンフレットやチラシを主治医の先生からいただいたこともありました。
カロリーや栄養面で、食事に制限の必要な各種持病に対応した献立のラインナップがありました。
結局、在宅療養にはならずに病院で亡くなりましたので、実際には宅食サービスを利用することはなかったのですが、そのころから漠然とした興味は、ずっとどこか頭の片隅にありました。
生きていれば、誰もが衰えますから。
私は調理など仕方ないからやっているタイプですし、しなくて済むなら大喜びしますので、ドッグフードとかキャットフードがあるように、早く人間フードができればいいのにと常々思っています。
そんなの味気ないとかいう人は、だいたい、
現在は「調理が苦でない人」か、
「自分は作らないで、食べるだけの人」よ、きっと。
宇宙食が有るんだから、できるよね、そのうち。
もしかして、私が知らないだけで、すでに有ったりするのかしら?
補助的な食品なら有るよね、カロリーメイトとか。もっと完全版のが欲しいのよ。
「BASE BREAD」というパンみたいなのも有るね。あれは、主食の置き換えだから、糖質制限の私には使い勝手がどうかなと疑問がある。糖質制限は、主食は無く、おかずばっかりで必要カロリーを満たすイメージですから。
脳の中枢で満腹を感じるまでに、食べ始めから少なくとも20分はかかるらしいから、やっぱり噛むタイプがいいかしら?
宇宙人ってアゴ小さいじゃない?
人間も、噛まないで栄養を摂取する時代が到来して、歯や顎が退化していくのかもしれない。
お料理好きな方は、そのまま楽しんでなされば良いし、そうでない方は、当然にはしなくても良い社会になれば、人間の幸福度が上がる気がします。
ゴルフとか登山のように、やってもいいしやらなくてもいい趣味の一つとしては存続するようなイメージで。
気の向いた時だけでいいなら、そりゃ楽しめるでしょうよ。
どれか試してみようか。
こういうのは、多様性を認めるってこととはまた違うのかしら?
はい 健やかにね